マリアビートル/伊坂幸太郎
2011年 12月 18日
久々に伊坂さんらしい作品で満足!最初から最後まで走行中の新幹線から出ずに話が展開していき、終わる。狭い世界に濃厚な数々のハプニングと登場人物達。これでこそ井坂さんです♪
大好きな「グラスホッパー」の続編にも当たるので、読みながら「そういえば蝉って前作で最後どうなったんだっけ?鯨は…?」と色々思い返すことも多かったのですが、知ってる名前が次々と出てくるのは、久しぶりに知り合いに会ったような安心感があります。
「マリアビートル」の作中で一番魅力的なのは、一番どんくさい七尾さんかな。誰よりも不運でどんくさい男なのに、誰よりもキレ者で強い。素敵な暗殺者です♪
娘がパラパラとこの本をめくって、「あれ?トーマスの話がいっぱい載ってる。パーシーとかゴードンの名前まであるやん。読みたい。」と言い出してびっくり。7歳のアンタにはまだ早すぎるわ。
最後に鈴木さんとアサガオさんが対面(もしくは電話)するシーンがあるかなと、途中からついつい期待してしまいました。
こういう続編物はいいですね~。
by honochimama | 2011-12-18 16:58