せきれい荘のタマル/越谷オサム
2011年 11月 19日
久しぶりにキターーー!という感触の本です。
抜群に面白かったです。メリハリのある内容で、終始飽きません。
表紙も内容にぴったりの素敵な装丁だし。(相変わらず装丁にはうるさい)
タマルという一種奇特な先輩のキャラクターが際立ってるけど、この人の良さを引き出してるのは寿史の存在よね。段々とタマル化してくる寿史とタマルのやりとりが、すごくリアルで面白い。
自分が大学生の時は友達と生活を完全に分けてたけど、タマルと寿史のような濃い人間関係のある生活を送っていたら、また違った大学生活だったのかな…と思ったりしました。
私ものりたまがしたのと同じ選択を最後にするだろうな。
今後の映画部を覗けるなら、ぜひとも見てみたいものです。
by honochimama | 2011-11-19 22:59