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蝶々喃々/小川糸

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by honochimama | 2012-03-22 23:41  

一瞬の風になれ 1/佐藤多佳子

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by honochimama | 2012-03-22 23:41  

弘海~息子が海に還る朝/市川拓司

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市川拓司の作品はどれも優しい世界を上手く表現していて、この「弘海」も市川さんらしい雰囲気の作品だったのですが、残念ながら私はいまいち共感できませんでした。

弘海が水の中にいる方が落ち着く体質であるという設定が、水嫌いな私には受け入れがたかったのかもしれません。

それ以上に、物語の冒頭ですっかり「弘海という死んでしまった少年の話なのね…」と思い込んでしまったのに、途中で「な~んだ、死んだわけじゃないのね。生きてるんじゃん!」と肩透かしを食らったかのような感じにがっかりしてしまったのです。

でも家族を亡くした経験がある人なら同じように思うんじゃないかなぁ。
「生きてるならいいじゃないの。たとえ遠くに離れていても、生きてたらまた会える。死んでしまったわけじゃないのに、どうしてここまで悲観的になってるの?」って。

離れて暮らすのはさみしいけど、息子が遠くで元気に暮らしてるのなら喜んであげないとね。
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by honochimama | 2012-03-21 23:15  

風が強く吹いている/三浦しをん

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スポーツものは好きになれない私ですが、なぜかこの本は「三浦しをんさんが書いたスポーツ話だから絶対におもしろいはず」と根拠のない自信があって手にとりました。
期待を裏切らない、夢中になれる本でした。主役級の走やハイジよりも、脇を固める人たちのキャラが濃くて、どの人達にも愛着を持ってしまう。
結局葉菜ちゃんは誰とくっついたのか、結論が出ないままのが気になるーー。

私も久しぶりに走ろうかな。
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by honochimama | 2012-03-18 17:03  

白蛇島/三浦しをん

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三浦さん好きだー。
どんなジャンルも安心して読める素敵な作家さんです。

白蛇島は過疎化した離島が舞台になっていて、不思議な独特の風習やお祭りが絶妙なスパイスになっている。こういう「ちょっと不思議」な話はツボです。
大好きな漫画だった樹なつみ先生の「朱鷺色三角」の1巻を思い出しました。田舎の独特な風習って神秘的で憧れます。

映画化されたら面白いかもなーと思った、私にしては珍しい作品。
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by honochimama | 2012-03-17 17:02  

エッジ 下/鈴木光司

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主役の冴子がどうしても好きになれない作品だったけど、結末がどうしても気になって下巻を手に取りました。ラストはええーーー…そんなんあり?という、ちょっと強引とも思える結末だった。

マチュピチュの話は惹かれるものがあったけれど、彼らのその後の運命を思うとぞっとする。私なら異世界に行くよりも、消滅する方を選ぶわ。

相対性理論にリーマン予想、量子論、もうややこしいのなんの。けむにまかれた気分だわ。
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by honochimama | 2012-03-10 22:53  

小暮写真館/宮部みゆき

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とてもとてもいいお話だった。タイトルからは想像つかない話だったけど(ミステリーだと思ってた…)、いつまでもこの小暮写真館に住む花菱家の人たちを見ていたい気になる本だった。
今年の暫定№1かな。まだ3月だけど(笑)

それぞれの人たちにとっては大きな事件だけど、世間的にはよくある日常。そんな風景をじっくりと表現する長編って、宮部みゆきの本としては珍しいかもしれない。

ラストがせつないけど、読み応えばっちり、安心感もしっかり、登場人物全員のその後が気になる、何度も泣ける本だった。

特にふうちゃんの死にまつわる話はどれも泣いちゃう。
親しい人が亡くなると、誰もが悲しく思うのと同時に、どこかで自分の責任を感じちゃうというのに同感。自分のせいじゃないかとか、自分が何かできたんじゃないかとか。
周囲の人間がそれを分かってあげてるのと分かってないのとでは、遺された人間の生き方は変わってくると思う。

またこういう本を是非読みたい。
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by honochimama | 2012-03-06 20:29  

きみはポラリス/三浦しをん

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最近お気に入りの三浦しをんさんの短編集。
最初にこの人の名前を「をしん」と読み間違えてしまったせいで、今でも時々間違える。名前って一旦インプットされると、なかなか修正できないよなー。どうでもいいけれど。

短篇集だからか、どれも話は中途半端な感じで終わっている。一つ一つ読み終えるごとに、「え、続きはどうなるの?」と言ってしまいそうなもやもや感が残ってしまう。
それでも引き込まれる文章はさすがです。
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by honochimama | 2012-03-05 23:27  

ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦

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またしても森見ワールド全開。「どうしてペンギンなんだ?」とか「こんな奇特な小学生がクラスに二人もいるもんか」なんて突っ込んではいけない。

まずは小学生らしくない大人びたアオヤマ君の魅力にノックアウト。「怒る」ということをしないようにしているアオヤマくんは、怒りそうになるとおっぱいのことを考える。おっぱいについて考えていると怒る気にならなくなるんだと。感情が下向き加減になった時にはおっぱいのことを考える。何かと、というよりも、しょっちゅうおっぱいのことを考えている素晴らしい小学生男子だ。

いじめっ子に水泳の授業中に水着を脱がされたときの対処方法は、これ以上ないくらいベストだった。我々大人もアオヤマくんを見習わないといけない。

アオヤマくんはさておき、彼が研究している「お姉さん」(名前はない)も非常に魅力的である。
森見氏の本の登場人物はどれも魅力的で無駄がない。

最後はとてもせつなくて電車の中ではとても読めなかったので、ラスト数ページだけは家で泣きながら読んだ。

アオヤマ君がお姉さんと結婚できるといいよね。
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by honochimama | 2012-03-04 20:49  

ユリゴコロ/沼田まほかる

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ずっと読みたくて、待ちに待ったこの作品。期待を裏切らない作品だった。
やっぱりこの人の読み手を引き込む力はすごいなーと改めて思った。

実家の押入れから人殺しの手記が出てくる。それは亡き母が書いたのか、或いは余命いくばくもない父なのか、それ以外の人物なのか。
しかも手記の中に出てくるいくつもの殺害方法は、いずれも残虐で生々しい。

答えが知りたくて、どんどん読み進めてしまう。
亮介と婚約者との関わりがイマイチ物足らない感じがするけれど、それ以外では私の好みにドンピシャリだった。
人間らしい感情を持てずに、快楽のためだけに人を何人も殺してきた人物は、世の中に罰される事はなかったけれど、家族に大きな罰を受けた。子供を持つ身の私自身は、ついつい殺されてしまった罪のない子供とその親の気持ちを考えてしまう。もちろん一番かわいそうなのは殺された人たちだけど、本書での殺人者が一番悲劇だったのは、子供を育てて初めて自分の罪深さを自覚してしまったということ。殺人者にとっての悲劇が、ほんの少しでも被害者の救いになるんだろうか…と考えてしまった。

ラストの更に続きが気になってしまう。この余韻がまたいい。
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by honochimama | 2012-03-03 23:49