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キケン/有川浩

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大学時代のサークルってこんな感じに無駄に熱かったな…と懐かしくなりました。機研は過激すぎるけど。女子が複数集まるとモメることのほうが多いけど、男子はたくさん集まると楽しそうよね。こういうのを見ると男子っていいなーと羨ましくなります。

挿絵にもなっているイラスト漫画がイマイチだなー…と思っていたら、なんと図書館戦争シリーズの表紙を担当されている徒花スクモさんの絵でした。この方、イラストだととっても素敵なのに、漫画だとかなりイマイチで残念です。きっと漫画は得意じゃないんだろうな…。
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by honochimama | 2011-10-30 21:28  

信長協奏曲/石井あゆみ

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はぁ~~~っ。ため息が出るほどカッコイイです、サブロー信長。
基本的にチャラ男が嫌いな私ですが、サブローのてきとーさ加減が戦国時代に癒しをもたらしてます。いい加減な割には奥さんを大事にしてるところとか、マメに他国に交渉の手紙を出してるところとか、最高です。
そういったサブローの適当さが、ことごとこ史実をなぞっている演出もにくいですね。

「本能寺の変では、信長の遺体は発見されなかった」と日本史では伝わっていますが、サブロー信長は最後にどうなるんでしょうね。史実に沿って発見されないまま現代に帰ってくるのでしょうか。
結末が楽しみだけど、まだまだ終わって欲しくないです。

6巻が待ちきれないわ。
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by honochimama | 2011-10-27 09:58  

プラハの春/春江一也

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読み応えたっぷりの素晴らしい本でした。
もっと政治の話を中心とした難いだけの本だと思っていたのですが、中心になっているのは外交官堀江と年上の恋人カテリーナの純愛で、最後の悲劇の後は喪失感でぼんやりとしてしまいました。

実はこの本、長い間読めずにいた本でした。
10年近く前のこと。中学・高校を通してお世話になった日本史のS先生が病気で入院していると聞き、お見舞いに行くことになり、その時にお土産としてもって行ったのがこの「プラハの春」でした。読みたいと思っていた本だったので、まずは先生に読んでもらって読後の感想を聞きたいとも思ってもいたのです。

数ヶ月後、無事退院したS先生と食事会で再会を果たし、その時に先生が本の感想を述べてくれました。「いやー、あれ面白かったわ。実は年が明けたら春頃に女房と一緒にプラハに行こうと思っててね。」と嬉しい言葉もいただいた。社交辞令ではなく、どうやら先生は本当にプラハに行く気でいたらしい。

残念ながらその夢はかなわず、先生は再入院した後他界されたのですが…。

先生がプラハに行きたいと思うほどの「プラハの春」。いつか読もう、いつか読もうと思いながら、今回ようやく読むことができて本当によかった。

10年前病院のベッドでこの本を読んでいた先生は、何を思っていたのでしょう。今となっては知る術もありません。
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by honochimama | 2011-10-26 15:31  

八番筋カウンシル/津村記久子

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読むのが苦痛な本でした。中盤から話の展開が楽しくなってきて、お父さんとの再会には感動もして、ラストは爽快だったけど、何が苦痛って……、何で登場人物の名前がほとんどカタカナ表記なの!?
今どき風のカタカナ表記の名前がひどく苦痛でした。と同時に、自分が人の名前の漢字から受けるイメージで人物をイメージしていたんだなぁと再認識。そう、カタカナの名前だと人物のイメージがわきにくい上に覚えにくい。もしかして、名前と思っていたのが苗字だったりして、そういう小さな所が伏線トリックになってたりするの?なんて期待もしてたけど、全くそういう事もなかったです。
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by honochimama | 2011-10-24 21:56  

M1(エム・ワン)/池井戸 潤

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池井戸先生お得意の銀行ものです。マネーロンダリングの巧妙な手口は、さすが元銀行員。よくここまで手の込んだ手口を考えられるなと思う反面、地域札の話あたりはちょっと現実離れしていて壮大すぎる気がします。
正直、金融・経済の話はあまり得意ではないのですが、池井戸先生の話は面白く読めます。

もうちょっと先生のロマンス話が発展してもよかったのにな。
結局美人実業家とも生徒とも何もなかったもんね。その辺が物足りない感じ。
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by honochimama | 2011-10-23 10:49  

凍える島/近藤史恵

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話の展開とオチは悪くなかったけど、どうしてもどうしても我慢ならないの。それは作中のカタカナ(外来語)表記。「コオヒー」とか「コオト」とか。正直いらっときました。
最初は「高齢の作家さんなら仕方がないかな。森村誠一氏もそういうところあるし…と思っていたのに、調べてみたら作者の近藤史恵って自分と同年代…。余計に「なぜ?」と不思議でしょうがない。わざと古くさい言い回しをしてるのかな。

そして、二十代後半の男の人を「うさぎくん」と呼ばせるセンス。ごめんなさい、受け付けませんでした。「うさぎくんて、それはないわ!ないやろ!」と一人つっこみ。
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by honochimama | 2011-10-14 15:27  

正義のミカタ/本多孝好

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気持ちのいい話でした。タイトルの通り、正義のミカタの主人公が悪を暴いて倒してめでたしめでたし。という話で終わらなかったのが、なおいいです。
それに蓮田くんの性格がとてもいい。できのいい妹にバカにされても、同級生にひどくいじめられても、彼女ができなくても、全然自分を卑下してなくて、「自分はこういうもんだから」と淡々としている。こんな風に自分をしっかり持てる人って、そこに根拠のある自信がなくても格好よく見えます。
蓮田くんに彼女ができたのかどうか、妹がその後どうなったのか等々、気になりますが、彼の最後の決断は間違ってなかったと思います。
格好悪いのが格好いい。
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by honochimama | 2011-10-09 23:34  

伏/桜庭一樹

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副題として「贋作・里見八犬伝」とあるこの本。桜庭一樹らしい、つかみどころのない不思議な話でした。
この人の話はどれも人物に感情移入しにくい割には、文章でひき込まれちゃうから不思議です。

実は浜路本人も伏だった、とかそんなどんでん返しがあるのかな?なんて思ってたけれど、そんな奇想天外なラストはなく、伏(狼男みたいなものかな)と浜路の不思議な交流が淡々と続く。
個人的には本筋よりも、伏姫の贋作里見八犬伝の方が印象的で面白かったな。
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by honochimama | 2011-10-08 23:25  

水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪/佐藤友哉

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文学的には優れているのかどうだか分からないけど、内容がとにかく暗い!私はいつもその時に読んでいる本に影響されがちなので、「水没ピアノ」を読んでいる間は完璧にウツ状態でした(影響されすぎ)
仕事も家事も全くやる気がおきず、ずっと無気力。

自意識の強すぎる思春期の誰かの悪夢をずっと見せられているような感じ。「それはないやろう」と突っ込みたくなる箇所もいっぱいあるけれど、不愉快なのに続きを読みたくなる不思議な引力のある本でした。

それにしてもこういう無気力な若者の日常をつらつらと読まされるのは、オバちゃんとしては正直イラっとします。何をナイーブぶってんのよ!と。
傷付きやすいナイーブなめんどくさいタイプに限って、自分からは動かないんだもん。

この人の本は、自分の精神状態が安定している時にまた読もうと思います。
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by honochimama | 2011-10-07 15:02  

新参者/東野圭吾

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さすがの東野圭吾です。東野さんの本は好みの話とそうでない話とあるのですが、「新参者」はバッチリ前者でした。
オムニバス形式になっていて、全部の話がちょっとずつ一つの殺人事件に繋がっているという凝った話。犯人のオチはいまいちだったけど、そこに至るまでの経過が楽しかった。
加賀刑事のイメージもちょっぴり変わりました。他の作品での加賀さんはこんな怪しげなイメージじゃなかったけど、この加賀さんなら阿部ちゃんが演じても納得。
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by honochimama | 2011-10-06 09:25