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ザ・万歩計/万城目学

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決して電車の中で読んではいけません。えらい目に遭います。

普段の主な読書タイムは通勤電車の中なので、いつものように仕事帰りの電車の中でこの本を広げて読みはじめたところ、電車が発車して数分で「むふっ」という笑い声がもれてしまいました。(もちろん自分の)
誤魔化すように一旦窓の外に視線を外して深呼吸した後、再び読み始めるものの、またものの数分で「くふっ」という笑い声が漏れてしまう。
一旦本を閉じて、心の中で「どんなに面白い話が書かれていても決して笑うまい!」と決意し、もう一度読み始める。すぐに笑いそうになり必死に堪えていると、堪え切れなかった笑い声が「けへっ」と奇妙な音で漏れてしまう。
この時点でやっと電車の中で読むのをギブアップ。読み始めて15分のこと。

だってねー、こんな気持ち悪いオバさんが隣に座っているなんて、誰だって嫌だと思うよ。
だから残りは家で読みました。思い切り笑いながら。何も言われなかったけど、きっとそばに座っていた旦那は気持ち悪かったと思うわ(笑)

この本は万城目さんのエッセイ集なのですが、予想外の笑いネタが私のツボをピンポイントで突いてきてくれました。かと思えばほろり…とさせられる話もあったり、一冊読む間に大笑いして泣いて忙しいものでした。

やっぱりこの人大好きです♪
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by honochimama | 2011-05-28 22:23  

流星の絆/東野圭吾

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今さらです。
やっと読むことができました。

この本をなかなか読まなかったのは、ある理由があったからです。
以前「流星の絆」がドラマ化されて放送されていた時(嵐の二宮君主演で)、まだ小説を読んでなかった私は「絶対に原作を読むまで見ないぞ」と誓っていたのです。
ところが、どういう経緯でかもう記憶が定かではありませんが、TVでこのドラマが流れている部屋にいなくてはいけない状況になってしまいました。(お友達のお部屋におじゃましたら、背後にあるテレビでドラマが流れていたとか、そんな感じ)

それが何故か最終回

「見るまい…見るまい…」と思っていても、意識すればするほど目がいってしまうというもの。結局原作を読む前に犯人を知ってしまうという大失態をやらかしてしまたのです。


何が言いたいのかというと、せっかくのおもしろいはずの話を、今回は100%楽しんで読めなかったということ。そりゃそうよね。犯人が誰だか分かってるんだもん…(T_T)
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by honochimama | 2011-05-27 09:57  

ホルモー六景/万城目 学

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「鴨川ホルモー」のサイドストーリーを6編まとめたものです。
やっぱりおもしろくて一時間で読み終えてしまいました。もったいない…(T_T)
脇役だったあんな人、こんな人達に色んな背景があったのね、と「鴨川ホルモー」がより一層身近に感じられて好きになりました。

まさか東京にもホルモーがあったなんてね(笑)

また、「鴨川ホルモー」では数行でしか触れられていなかった高村君と彼女の話が、「ホルモー六景」の最後に綴られていて、涙なしには読めませんでした。電車の中で一人涙ぐんでいるおばちゃん(オレ)。気持ち悪いわ。
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by honochimama | 2011-05-18 21:49  

鹿男あをによし/万城目学

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面白かった~(*^o^*)
万城目氏の著書を読んだのは「鴨川ホルモー」に続いて二作目ですが、またしてもタイトルから内容が全然予測できない本でした(笑)
そして「よくよく神さんが好きな人だな」という印象を受けました。

丁度「久しぶりに奈良に行ってみたいなぁ」と思っていたので、益々その想いがつのりましたねー。マイシカ、是非乗ってみたいものです。

読後のすっきり感と充実感はなんともいえませんが、同時にすごいなと感じたのは、最後まで主人公の「おれ」の名前が出てこなかったこと。主人公の名前がなくても、小説ってなりたつのね。しかも全く違和感なくやり遂げるなんて、作者の技術にも脱帽。


そこで「はっ!」と気が付いた。そういえば夏目漱石「坊ちゃん」の主人公にも名前がない。「鹿男~」の主人公も先生だし、「マドンナ」だって出てくるし、何よりも本文中に「坊ちゃん」に触れてるところがあるやんか。(気付くの遅っ)
さては「坊ちゃん」へのオマージュ作品か!
しびれるわー。


もうすっかり万城目ファン♪
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by honochimama | 2011-05-17 22:11  

対岸の彼女/角田光代

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直木三十五賞受賞作です。ママ友関係、女子高生の友人関係、嫁と姑、上司と部下、同僚。あらゆる種類の女の「関係」が凝縮されてます。
私自身は苦手なママとはつきあわないので、「対岸の彼女」の主役・小夜子(本書は主に小夜子目線で描かれています)がママ関係や公園遊びで悩んでいる姿に「めんどくさ…。そんな小さな事気にすんなよ。」と思ってしまいました。それって自分がママ友に恵まれているんでしょうね。

逆にすごく共感できた部分もたくさんありました。
「家事をどんなにがんばっても、部屋が片付けられていて、手作りの食事が食卓に並んでいる状態がゼロなのだ。」というくだりがありましたが、「うん、うんそうよねー」と主婦目線で共感。
自分以外の家族にとってはそうなんです。乾いた洗濯物が畳んでタンスに入っていて、ご飯の時間になると食事の用意が出来ている事って当たり前なんです。その当たり前の状態を作るのは主婦の努力なんですが、それを分かってくれる人ってなかなかいないかも。

この作中では小夜子が旦那に「どんなにがんばってもそれは足し算ではない。旦那にとってはかけ算だ。ゼロにいくら掛けてもゼロでしかない。」と嘆いていた。
でもこの小夜子さん、掃除の代行サービスの仕事をしているのですが(作中では研修)、掃除をしない専業主婦に「どうして家にいるのに掃除をしないんだ…」と嫌悪感をあらわにしています。それって矛盾してないか?
専業主婦なら掃除をして家を綺麗にしているのがあたりまえ、という発想は間違ってはいないかもしれないけど、小夜子の旦那さんが「奥さんがご飯を作ってくれているのが当たり前」と思っているゼロの思想と似てるような気がするんだけど。そう思う私がひねくれてるのかしら。

最初はイラっとする頼りない小夜子が段々と逞しくなっていくのは、読んでいて気持ちよかったですね。できればもっと意地悪な姑と無責任な旦那にギャフン!と言わせて欲しかったです。
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by honochimama | 2011-05-14 23:01  

夜を守る/石田衣良

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「池袋ウエストゲートパーク」シリーズのアメ横版で、「ウエスト~」よりもソフトでした。(「ウエスト~」シリーズは人がいっぱい死ぬし激しいもんね…。好きだけど。)
ソフトな感じが上野っぽいです。

好きだけど何か物足りなさを感じてしまうのは、上野が舞台のせい?
読んでる間中、ダミ声で「らっしゃい、らっしゃい~、鮭が安いよー」というおっちゃんの幻聴が聞こえるようでした(笑)
上野なんて長いこと行ってないなー…20年ぐらい(-_-)
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by honochimama | 2011-05-11 15:53  

袋小路の男/絲山秋子

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川端康成文学賞受賞作です。が、あまり好きになれませんでした。すみません。
こういうイラッとする男女の関係って、私の中ではあり得ないので、共感できないというのが本当のところ。

異性の友人関係というのは成り立つと思っています。が、この小説の二人は友人じゃないけど恋人でもない。そんな関係もアリだと思いますが、私の場合そんなのせいぜい1~2年かな。長い間続ける関係じゃない。それだけに話に入り込めなかったなぁ。

気づいてる人はいるかしら。
読んでる本が立て続けに「本屋大賞」の歴代受賞作品が多いってこと。
本屋大賞の今までの受賞作品を見ていたら、読んだことがない本が結構あったので、まとめて図書館に予約してみたのです。
昔はハードカバーの文芸書を購入するのが好きだったのに、段々と文庫購入派になり、古本購入派になり、今ではすっかり図書館派です(笑)
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by honochimama | 2011-05-08 23:10  

進撃の巨人4巻/諌山創

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漫画の新刊は定期的にチェックしてるはずなのに、すっかり見落としていたこの4巻。発売されてから1ヵ月も経ってから「あれ?!出てるやん!」と気が付きました。

3巻まではものすごい勢いで話が進んでぐいぐい引っ張られてましたが、4巻はいきなり落ち着いた感じ。しかも3巻までの細かい部分を忘れてしまっているバカな私…(T_T)
もう一回読み直そう…。

サシャってあんなキャラだっけ?
盗み食いをしてたシーンは前にもあったけど、いつも何か食べていて空気が読めない意地汚いヤツ。困ったことに他人とは思えない(笑)
自分と同じにおいがするので、是非ともがんばってサシャには生き延びてほしいもんです。
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by honochimama | 2011-05-07 22:18  

家守綺譚/梨木香歩

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もっと植物図鑑のようなものかと思っていたら、随分違った内容でした。
幽霊やカッパが出てくるとは(笑)
好きな漫画の「百鬼夜行抄(今市子)」を小説で読んでいるような気分。
おかしなものがいっぱい出てくるのに文章は静かに淡々としていて、気持ちは落ち着くけど、疲れている時に読むと寝てしまうかも。

琵琶湖の竹生島は大学のゼミ旅行で一度訪れた事があったので、当時を懐かしく思い出しました。竹生島の浅井姫命の言い伝えを知っているとより一層楽しめるかも。
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by honochimama | 2011-05-07 22:08  

鴨川ホルモー

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どんな内容なのか全く知識のないまま読み、あんまり期待をしてなかったけど、期待を裏切ってものすごくおもしろかった。たぶん今年読んだ上半期のベスト3にはいる。

実際にはこの「鴨川ホルモー」が発表されたのは6年も前。なのになんで私が今までこの本を読まなかったのかというと、表紙がおもしろそうに見えなかったから。こんな事を言うのは装丁者には申し訳ないんだけど。
イラストは嫌いじゃないけど中身がおもしろそうに見えないんだもん。

中身は文句なく面白い。このくだらなくも洗練された笑いのセンスは、絶対に関西人だなと思っていたら、やっぱり作者は大阪出身の方でした。先が読めない展開と発想は当たりのコントを見ているみたいな感じ。
何でホルモー?とか、何でレナウン?とか、何でちょんまげ?とかは聞いちゃいけない。お笑い芸人のボケに「それ何?」って聞くのと同じだから。

内容もおもしろいけど、一番気に入ったのは文章。久しぶりに一語一語丁寧に読んだ気がする。文章が丁寧に書かれてるからかな。

続編もすぐ読もうっと♪
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by honochimama | 2011-05-04 22:22