2012年 02月 02日 ( 1 )

 

悪の教典 下巻/貴志祐介

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非常に後を引く本です。上巻を読んでから数ヶ月経っているというのに、そのブランクを全く感じさせない下巻の威力。上巻の内容がずっと頭に残っていたというのも驚きです。よっぽど印象深かったのだろうと思われます。

とてもブ厚い本なのに、読み終えるのはあっという間。貴志さんの人を引き込む文章力には恐れ入ります。特にこの下巻は大量殺戮を繰り広げるシーンが延々と続くのに、読んでいて全く飽きない。むしろ、こっちが「殺人」という犯罪に対して麻痺してしまいそうになりました。怖いわー。

ここまでひどい事件をおこしながらも、蓮見先生の魅力はやはり残ったままです。絶対に出会いたくない人だけどね。どこかで同じような事件が起きそうでぞっとする。

脱獄した後の蓮見先生のその後がもしあるなら……と、つい期待してしまいますが、実際に続編があったら相当読ませる作品じゃないとだめかも。
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by honochimama | 2012-02-02 14:43