2012年 01月 02日 ( 1 )

 

フリーター、家を買う。/有川 浩

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ドラマをちらっと見てからずっと読みたかった本です。やっと読めて大満足♪
ドラマもよかったけど、やっぱり原作にはかなわない。

「図書館戦争シリーズ」や「ストーリーセラー」にも共通するけど、有川さんの作品にはどうしようもなくダメな父親とそれに対立する娘という構図が度々登場する。これ以上ないっていうぐらいに理不尽で亭主関白なダメ父を描いて、娘がそれに気持ちいいぐらいの打撃を与える。もしかして有川さんも父親に半端ない反感を持ってる…?と勘ぐってしまう。

ただ、「フリーター~」には反発する強い娘だけでなく、ダメな父親に手をさしのべるやさしい息子がいた。誠治の存在は本作全体と通して大きな救いとなってる気がする。
ダメ父とウツ母にとってもそうだけど、成長していく誠治は大悦の会社にとっても、そこで出会う社員達にとっても救いになってる。誠治本人は立派な人徳者というわけでもなく、最初はむしろ父親とは違う種類のダメ人間だったのに、段々と社会性と思いやりを身に付けていくうちに周囲も変わっていく。
良くなるために自分を変えようと心がけている人間は魅力的にうつるんだよねー。

読後は「人にやさしくありたいな」という気持ちが残りました。こういう気持ちいい本をもっとたくさん読みたいな。
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by honochimama | 2012-01-02 22:27