2011年 12月 05日 ( 1 )

 

おやすみプンプン9巻/浅野いにお

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つい先日勃発した江口寿司氏が発端となったツイッター騒動。その標的(?)となった浅野いにお氏の作品。「背景が映画のよう」だなんて、江口氏の発言がなければ気がつかなかったという私は鈍?
確かに緻密な写真のような背景だけど、作品を読んでいる間はそんなの全く意識しないもん。特に「おやすみプンプン」に関しては、背景がリアルだからこそ、プンプンの落書きみたいな容姿が際立っていいのにね。

江口氏が言いたい事もわかる。絵はそんなに上手じゃないけど映画以上におもしろくてはらはらさせてくれる漫画家として、岩明均の名前を挙げていたのを見た時には「そう、そう!!」と興奮してしまった。
漫画の上手さ=絵、じゃない。絵の上手さも一つの要素だけど、話の展開、ネーム、コマ割り、演出、全部が絶妙なバランスの上に成り立って存在する。
「よしながふみ」なんて「背景が写真や映画」どころか驚くほど白いのに、漫画としてはとっても面白い。逆に絵はとても上手いのに、漫画はあまり面白くないという人もたくさんいる。

表現の方法は人それぞれ。
好き嫌いはあるだろうけど、いくら自由に発言できるツイッターだからといって、個人名を出してしまったのは江口氏もまずいんでないの?と心配してしまう。
現に浅野いにお氏は重く受け止めちゃってるし。同業者のつぶやきが、浅野さんの漫画から「その人らしさ」を奪ってしまわない事を祈ります。
同じ批判の対象となった花沢健吾氏は、渦中にありながら下ネタを連発していたツワモノとして、私の中では株が上がりました♪ でも正直言って、今の「アイアムアヒーロー」よりも、「ルサンチマン」や「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の方が勢いがあって好きだったな。

もちろん江口寿司は嫌いじゃないよ。なんせ小学生の時に買った「ストップひばりくん!」の単行本をアラフォーである現在も本棚に恭しく飾ってるくらいだもん。…また読み返したくなっちゃったじゃん。
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by honochimama | 2011-12-05 23:24