2011年 09月 20日 ( 1 )

 

赤朽葉家の伝説/桜庭一樹

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「製鉄天使」を先に読んでいたので、話がダブっている箇所は半分流しながら読んでおりましたが、全体的には桜庭一樹らしくない作風で、読中彼女の作品である事を忘れそうにすらなりました。
坂東真砂子っぽい感じの話だよなー…とは個人的な感想です。

そんなに遠くない昔の話のはずなのに、頭に浮かんでくるイメージは坂東真砂子の「道祖土家の猿嫁
」だったりするので、時代の違和感を最後まで感じてました。

暗くて重い話でしたが、毛鞠のレディース時代の話以外は興味深くて楽しめました。空を飛ぶ男の真相が最後の最後に明かされたものの、「え?そんなオチ?」と残念な気持ちがないでもありません。

余部鉄橋のあの大事故が作中に出てきたときは驚きましたが、やっとそこで作品の時代イメージが追いつきました。
万葉は幼い頃におきざりにされたのは、赤朽葉家にゆくゆくはもらわれていく運命だったんだろうね。
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by honochimama | 2011-09-20 23:26