2011年 08月 29日 ( 1 )

 

製鉄天使/桜庭一樹

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「私の男」や「ファミリーポートレイト」とは全く違う路線の本でした。背景となっている時代が80年代なだけに、出てくる言葉も表現もあまりにダサくて懐かしい。「かわゆい」なんて久しぶりに聞いたわ。
こういうダサくて真面目な笑える話も嫌いじゃありません。楽しんで読めました。

小豆ちゃんが鉄をあやつる不思議な力を持っているという設定は、別になくてもよかったかも。それよりもフェイドアウトしてしまったヤマトとの関係をはっきりとさせて欲しかったな。

あらゆる設定が現実味無く、どれもピンとこなかったけど、スミレの一件は泣きました。生き急ぐ子はそうなるよね。

ラストは「なんじゃそら」という肩透かし。徳川埋蔵金はないやろ。
先に「赤朽葉家の伝説」を読んどいた方が良かったな。
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by honochimama | 2011-08-29 21:58