2011年 06月 18日 ( 1 )

 

道土家(さいどけ)の猿嫁/坂東眞砂子

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坂東眞砂子さん、なぜだか分からないけど(失礼)好きです。下の子を妊娠中に、かたっぱしから読んでました。「山妣(やまはは)」とか「狗神」とか、『絶対に妊娠中に読むもんじゃないよね』的な本もいっぱい(笑)

この道士家(さいどけ)の猿嫁もそういう坂東さんっぽいタブー破りな話かと思えば、全然違う種類の内容でした。道士家に嫁いで来た蕗の目線を主にして、明治~昭和中期までの家の歴史を郷土史を織り交ぜながら綴っております。
やっぱり歴史ってドラマやね。と日本史オタクの血が騒ぎました。

ただ、次々と子供ができて、その子供達が成長し、孫も増えて……という一家の歴史を読んでいると、なんとなく佐藤愛子の「血脈」を思い出してしまって、家出していた息子が売れない元女優を家に連れてきたくだりなんかは、まさにそのままやんかと思わずにいられなかったし。

それを差し引いても最後はドラマチックでよかったかな。
安心して最後まで読める安定感はやっぱり好きです。
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by honochimama | 2011-06-18 23:24