完全なる首長竜の日/乾 緑郎

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家族の関係が希薄な話は、読んでいてとても寂しくなる。淳美は家族だけでなく、恋人すらいない。親しい人間もいない。私が淳美だったら…と思うと、そんな人生さびしくて耐えられない。
自分の環境を寂しいとすら感じていない様子の淳美が余計に寂しい。なぜ淳美が寂しいとも思っていない様子だったのかは、最後に判明するのだけれど。

現実なのか仮想現実なのか……、二つの世界が絶えず交差しているので、段々とこちらの頭がおかしくなったような錯覚を覚える。
途中から「もしかして…」とオチが見えてしまったのが残念。

「このミステリーがすごい!」で大賞に輝いた作品だけど、私にはあまりピンときませんでした。
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by honochimama | 2012-01-05 23:03  

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