天地明察/沖方 丁
2011年 12月 30日
読み応えたっぷりで最高におもしろい。星五つ☆
日本史オタクなのに歴史物の小説は好んで読まない私ですが、「天地明察」はそんなの関係ねぇと言えるほど面白かったです。登場人物がどれも魅力的で、主人公の春海がとてもいい味を出しています。一つの事を極めた人ってのは格好いいですね。
春海と同じように悔しく思い、嬉しくなり、最後には涙と共に静かに見送ることができました。
これだけの内容を史実に沿って、尚且つ魅力的に書き上げた沖方さんにも感服です。保科正之のイメージも随分刷新されました。こんな男前な人だったとは♪
「天地明察」も映画化されると知って驚きました。春海がV6の岡田くんですって。どうしてすぐにイケメンをもってくるかなぁ。春海はどんくさい地味な顔のイメージなのに。関孝和が市川亀治郎ってのも違うなー。保科正之が松本幸四郎ってのはばっちり!
でもたぶん見ない。原作の「天地明察」のイメージを大事に持っていたいから。
by honochimama | 2011-12-30 14:58