悪の教典 上巻/貴志祐介

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この本、すごくブ厚い。上下巻に分かれている本なのに、上巻だけでもブ厚い。図書館で借りたので、この本を見たお友達が「何それ!?二週間(貸出期間)で読み切れるの?」と驚いていました。
にも関わらず、仕事と育児の合間に読んでも二日で読み切ってしまいました。本のブ厚さを全く感じさせないおもしろさ!すごいです。

貴志祐介氏の著書は初めて読んだのですが、無駄と思われる文章やシーン、台詞が全くなくて、「洗練されてるなー」とうっとりしてしまいます。

主役&悪役でもある教師・ハスミンがまた魅力的です。魅力ある人物を、作中でそれと分かるように表現するのって意外と難しいと思うんです。「この主役は人間として魅力のある人です」という設定にしておきながら、読み手に「どこが魅力的なの?全然分からない」と思われると失敗なわけです。
その点、ハスミンはとても魅力的な匂いがプンプンする。人として大きく欠落した部分があるのに、それすら魅力的。まさに「悪の教典」です。

下巻が待ち遠しいわー。なのに下巻の図書館での予約順位は44番目……。何ヶ月待たなきゃならんのだ。長い…。
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by honochimama | 2011-12-07 13:13  

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