夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦

b0226275_6154725.jpg

森見登美彦の書籍を読むのは初めてだったのですが、文章が独特で素晴らしいです。ちょっと「神様のカルテ」の夏川草介さんのようなレトロな匂いがします。

読み始めは「文章はすごく面白いのに、内容がちっともおもしろくない。残念…」と不満気に読んでいたのですが、半分を過ぎるあたりからどんどん面白くなっていきました。
「私」と「先輩」の接点が全然ないまま話が進んでいくのに、半ば「私」が「先輩」を意識するようになるあたりから、「先輩」がんばれー!と熱くなれるわけです。
本だから楽しいけれど、この「先輩」ってただのストーカーですよね(笑)

「私」と「先輩」の名前が一切出てこないのが、また、坊ちゃんぽくていいですね。装丁も中村祐介氏の絵が内容とぴったりで満点ですし♪
[PR]

by honochimama | 2011-11-30 06:16  

<< のぼうの城/和田 竜 せきれい荘のタマル/越谷オサム >>