虚貌/雫井脩介

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雫井脩介はいろんな顔を持ってる人なので、時々全然違うカラーにびっくりすることがある。「クローズドノート」みたいな乙女チックなものもあれば、「ビター・ブラッド」みたいなクールで格好いいのもある。まるで別人みたいだよなーと感じることすらある。

「虚貌」はそんな中でも雫井さんらしいなーと思える作風だった。自分が今まで読んだ中で近いなと思うのは「火の粉」かな。特殊メイクでそこまでできるものかな、という疑問は残るものの、充分読み応えのある作品でした。

最後はなんともやりきれない気持ちが残ってしまい、いろんな別のラストを想像してみたけれど、やっぱり本文の通りが一番納得がいく。
でも一番やりきれないのは荒さんと気良家の人たちよね。
あんな風に理不尽な事件に巻き込まれる人って、現実にはたくさんいるんだろうと思う。
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by honochimama | 2011-09-16 21:13  

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