私の男/桜庭一樹

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さすが直木賞。すごいの一言。
最初から重厚で、どんどん過去にさかのぼっていく話の流れと共に、更に濃密になっていく。読み始めたら最後まで止まりません。

もしかして押入れにずーーーっと死体を入れてたの?臭くて通報されなかったっておかしくね?なんて思ってた当初の感想も、途中からどうでもよくなりました。そんな事よりも、若すぎる父と娘の関係がいびつで切なくて、いつまでも観察していたくなります。

過去まで戻り切ると、また本の最初まで戻って読み返してしまう。何も知らずに娘の結婚式の様子を読んで、真相を全部知った後でもう一度娘の結婚式を読み返す。一度目は普通の結婚シーンとして感動してたのに、深い背景を知ってしまった二回目には倍感動して泣いてしまう。

悲しい話だけど、いい本読みました。
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by honochimama | 2011-07-23 09:02  

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