九月が永遠に続けば/沼田まほかる

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これがデビュー作だなんてね。しかも50歳を過ぎてから初めて書いた小説だなんて。信じられないわー。

素晴らしい作品でした。
真相が見えそうで見えないもどかしさも、生々しい描写も、登場人物達の個性も文章力も。
サスペンスやホラーって人の死を軽く描写しがちだけど、この作品では現実と同じように1人の死がとても重く感じられました。それがラストでの告白を余計に浮きだたせている気がします。死を軽く見てるのはアンタだけだよって。

読書に夢中になりすぎて、乗ってる電車が終点にとっくに到着しているのにも気が付かなかったなんて、初めての経験もしました。

読後はスッキリ感よりも虚脱感たっぷり。
いい作品だけどドラマ化・映画化はできないわ。
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by honochimama | 2011-07-20 23:06  

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