鴨川ホルモー
2011年 05月 04日
どんな内容なのか全く知識のないまま読み、あんまり期待をしてなかったけど、期待を裏切ってものすごくおもしろかった。たぶん今年読んだ上半期のベスト3にはいる。
実際にはこの「鴨川ホルモー」が発表されたのは6年も前。なのになんで私が今までこの本を読まなかったのかというと、表紙がおもしろそうに見えなかったから。こんな事を言うのは装丁者には申し訳ないんだけど。
イラストは嫌いじゃないけど中身がおもしろそうに見えないんだもん。
中身は文句なく面白い。このくだらなくも洗練された笑いのセンスは、絶対に関西人だなと思っていたら、やっぱり作者は大阪出身の方でした。先が読めない展開と発想は当たりのコントを見ているみたいな感じ。
何でホルモー?とか、何でレナウン?とか、何でちょんまげ?とかは聞いちゃいけない。お笑い芸人のボケに「それ何?」って聞くのと同じだから。
内容もおもしろいけど、一番気に入ったのは文章。久しぶりに一語一語丁寧に読んだ気がする。文章が丁寧に書かれてるからかな。
続編もすぐ読もうっと♪
by honochimama | 2011-05-04 22:22